「ココロっていったいどこにあるのだろう?」
ずいぶん昔から人は考えていたようです。
脳・心臓etc・・・
古代の中国の医家たちは内臓に心の在り処を探り、
アリストテレスは心臓に、
哲学者デカルトはほとんどの部分が対になっている脳の中で
ひとつしかない部分「松果体」(かつて爬虫類に見られた光を感じる器官、
第三の目の名残)を魂の宿る場所と考えた、と言われています。
現在では心は器官ではなく脳の機能として
「目で見ることができないが存在するもの」
と認識されていますが、脳から心が生まれたのは一体いつなのでしょうか?
心の起源を考える時に持ち出されるエピソードの一つに
シャニダール洞窟のネアンデルタール人の話があります。
この洞窟で発見されたネアンデルタール人は「埋葬」され「花」を手向けられていました。
同じ場所の別の地層ではあきらかに体にハンディキャップを持っていたと
思われる人で、骨の治り方からハンデイキャップを負ったけがからそうとうの
年月を生きていたと思われる人骨も発見されたそうです。
つまり、「死」を認識し、死者を悼み花を供え埋葬する、
弱者を保護し、思いやるといった人間的な心の存在を感じることができるのです。
動物にとって死体はものでしかありませんが、ヒトだけが死を認識し、
死後の世界を想像し、将来自分にも起こりうることだと
予測するようになったのです。
「今ここ」を生き延びるだけでなく過去を振り返ることで学習し、
未来を想像し予測するといった高いレベルの機能を持つ大脳新皮質を
発達させていくきっかけのひとつだったのでしょう。
人は35億年かけて進化し、6億年前に脳の原型ができ、
このエピソードのヒトが発掘された地層、6万年前に
脳は心という高度な機能を持つようになったと考えられています。
そして面白いことに、赤ちゃんがおなかの中にいる約280日間の内に
この35億年の進化が集約され再現されているそうです。
そう考えると、人やこころってなんて不思議なものなのだろうと改めて感じます。
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