やさしい対話小説

きみは、
こわれていない

AIの時代に、悩まないで生きる 七日間のさんぽ

池田 登 著

悩みは「直す」ものではなく、「やめていい」ものだった——。
眠れない夜の川辺で出会った、麦わら帽子の老人「のんちゃん」。 七日間のさんぽが、26歳の颯太の心を少しずつほどいていく。

『きみは、こわれていない』書影
「直さんでも、いいんじゃないかなあ。
だってあんた、こわれてないもの」

—— プロローグより

For You

こんな夜は、ありませんか

  • 「その仕事、もうAIで一瞬らしいよ」と言われて、眠れなくなった

  • 頭の中でいつも「ちゃんとしろ」「早くなんとかしろ」と声がする

  • 自己啓発本を読んでも、自分を「直せない」ことに落ち込んでしまう

  • まじめで、気がきいて、気を遣いすぎて、夜だけどっと疲れが出る

  • ふり返ると、自分で選んできた気がしない人生を歩いている

がんばって「直そう」としてきた、あなたへ。
こわれてないものを直そうとするから、しんどくなる。

Story

七日間の、さんぽの物語

朝の土手で麦わら帽子の老人と再会する場面の挿絵

白井颯太、26歳。中堅メーカーの事務職。まじめで、気がきいて、気を遣いすぎる。 ある日、先輩に言われたひと言が胸に刺さった。 「白井くんの資料づくりって、もうAIで一瞬らしいよ」。

眠れずに飛び出した深夜の川辺で、颯太は麦わら帽子の老人に出会う。 白いまんじゅうを頬ばり、「ふぉっ、ふぉっ」と笑う、名乗らないおじいさん——のんちゃん。

それから七日間。朝の土手で、まんじゅうと、たとえ話と、やさしい問い。 説教はひとつもないのに、さんぽから帰るたび、颯太の握りしめていたものが、少しずつほどけていく。

颯太の本当の不安は、仕事を失うことじゃなかった。
——「自分で選んでこなかった人生」だった。

Seven Days

七日間で、ひとつずつ

  1. 第1日

    もう、終わったことなのにね鹿とライオン

    怖いのは「今」ではなく、頭の中で再生し続けている過去。

  2. 第2日

    赤いメガネ、かけてない?赤いメガネ/青いメガネ

    「今、わたしは赤かな、青かな」と一度自分に聞いてみる。

  3. 第3日

    きみの中には、三人いる心の中の三人

    叱っているのも、叱られているのも、ぜんぶ自分だった。

  4. 第4日

    親孝行と、好きだったおやつの話小さな自分を喜ばせる

    自分で自分を、もう一度そだて直してもいい。

  5. 第5日

    のんちゃんの、逆転サヨナラ引退試合

    夢は忘れるんじゃない。ありがとう、って、さよならするんだよ。

  6. 第6日

    AIに奪えないものやらされ仕事

    「今ここ」を生きているとき、人は誰にも代われない。

  7. 第7日

    心のハンドルを、きみに返すよ手をつないで並ぶ人形たち

    あとはきみが、自分の運転席にすわるだけだよ。

各日の終わりには、小さな「今日の、さんぽ宿題」がひとつ。

Our Promise

この本の、三つの約束

専門用語は、ゼロ

心理学の言葉は一度も出てきません。理論はぜんぶ、たとえ話とやさしい問いに翻訳されています。

説教は、しない

のんちゃんは講義をしません。否定もしません。「ほう」「ふむ、ふむ」と受けとめて、そっとずらすだけ。

あなたを、傷つけない

不安をあおらず、上から教えず、「あなたが悪い」には絶対にならない。それがこの本の約束です。

説教されていないのに、読み終えたとき、
ほんの少しだけ、自分が自由になっている。

Author

著者・池田 登

師匠グールディング夫妻の写真を手に、笑顔の著者・池田登
師匠・グールディング夫妻の写真とともに

19歳で夢を失った青年は、世界の巨匠に二度救われ、 半世紀をかけて、数千の心に寄り添う臨床家になった。

いけだ・のぼる。再決断療法セラピスト/家族彫刻 開発者。株式会社 日本Share&Care代表(熊本県)。 臨床49年(1977年〜)、ワークショップ累計130回超、育成カウンセラー200名超。

再決断療法の創始者グールディング夫妻、セルフ・リペアレンティング創始者ミュリエル・ジェームスから直接ワークを受けた、日本でも稀有な臨床家。 1991年グローバルTAアクション賞受賞。「セカンドペアレント®」商標取得者。

本書に登場する「のんちゃん」の逆転サヨナラの昔話は、著者自身の実体験がもとになっています。

Get the Book

今夜から、七日間の
さんぽを始めよう

『きみは、こわれていない』
池田 登 著|やさしい対話小説