カウンセリングの臨床例 事例1


Mさんは職場でトラブルが多く、よく落ち込んでいました。

間違ったことが許せず、上司や同僚とけんかになり
そのあとで落ち込んでしまうのです。

そんな時、知り合いにカウンセリングを勧められご相談に来られました。

三姉妹の末っ子だったMさんは、親の言動から女の子である
自分を責めていて、男性的にふるまおうとしていたのです。

そして職場の人たちとトラブルを起こしたあとは、
弱い女の子に戻ってしまい落ち込んでしまっていたのです。

セラピスト「お母さんのお腹の中で性が決まった瞬間。
これはあなたのせいですか?」

Mさん 「違います」

セラピスト「あなたが女性に生まれなかったのはあなたのせいですか?」
Mさん  「違います」

セラピスト 「自分の性を自分で否定することは、
      自分の存在を否定していることと同じです…つらかったね」
Mさん 「…」

Mさんが女性であることを認め受け入れた後は、人と喧嘩になることが減り、
心が穏やかに過ごすことができるようになりました。

その後、素敵な出会いがあり結婚したとの報告を受けました。

しかし、数年経った後に子育てに自信がないという相談で
再びカウンセリングに来られました。

Mさん「子供のことはとてもかわいいのですが、
何かにつけて心配でたまらなくなるんです。

風邪をひいて鼻が詰まるとおっぱいが飲みにくそうで
きちんと栄養が足りているのかと心配になったり、
泣かないでずっと寝ていると不安になったりして。。。。」

セラピスト 「初めてのお子さんですものね。
心配ですよね。

でも、良く見て下さい。
心配して赤ちゃんを見ているあなたは、
今の年齢のあなたから見ると何歳くらいに見えますか?」

Mさん 「あ、小さな子供です!」

女の子であることを受け入れるようになっていたのですが
精神的・心理的にまだ子供のままで子育てしていたため
不安でたまらなかったのです。

今の年齢で子育てが出来るようにカウンセリングを受けた後は
子供の顔を見ても少しも不安を感じなくなっていました。
現在では二児の母になられ幸せに暮らしています